小児眼科(弱視治療)
弱視となることを防ぐため幼少期からの定期検査をおすすめします
お子さまの目の病気は多岐に渡ります。
ここでは弱視治療、特に屈折異常弱視について述べます。
お子さまの場合、大人と異なり検査をする度に目の度数(屈折度数:近視や遠視や乱視)が大きく変動することがあります。したがって、ただ単に通常の視力検査をするだけでは、屈折度数の異常を見落とされてしまう場合があります
特に就学時検診や学校検診等で異常を指摘されたお子さまの視力検査の際には注意が必要です。
屈折度数の大きな異常がある場合、眼鏡やアイパッチなどでの治療が必要となります。治療開始の適切な時期は7〜8歳までといわれており、そのタイミングを逸すると視力不良のまま固定してしまう(=弱視となる)ことがあります。
当院では必要に応じ、調節麻痺剤(サイプレジン)の点眼をした上で、視力検査を行います。
お子さまの目の正確な屈折度数を知ることができます。そうすることで眼鏡使用の必要性の判断や、正確な眼鏡度数の決定をすることができます。
- サイプレジン検査は予約制です。一旦通常の検査、診察を受けられた上で、必要があると判断した場合のみ後日サイプレジン検査を予定します。
- サイプレジン点眼後、薬剤の効果が出るまでに約1時間かかります。点眼後に1時間経過してから視力検査と診察をおこないます。